レキタビ情報局

歴史の旅(レキタビ)の紹介です。

奈良・室生寺(22.08.13)

女子禁制の高野山に対し「女人高野」と呼ばれていました。
それは江戸時代からのようです。
 
① 金堂
室生寺といえば「金堂」です。
平安時代前期の建物です。
とはいえ実は表側は、寺院建立に力を入れていた江戸時代に5代将軍の母・桂昌院(けいしょういん)が「増築」させたものです。
横から見ると一目瞭然です。
それを知ると「なぜ、天井に腰があるのか」などの答えが見えてきます。
改めて平安時代の部分を見ると「おぉ」と思います。
思いの外、朱色の装飾が柱や壁面に残っていました。
十二支の像の一部は、宝物殿へ。

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② 本堂
平安時代から残る唯一の勧進堂でもあります。
他に例がないのが、やっぱりすごいです。
一昨年、宝物殿に鎌倉時代より使っている両界曼荼羅と供物をする台が移りました。
また、蔵から見つかったという本来使い捨ての「敷き紙」も貴重です。
曼荼羅の形をしており、仏の代わりに梵字が書いてあります。
宝物殿を見てから再度行きましたが、ため息しか出ませんでした。

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③ 奥の院
位牌堂がありました。圧巻です。
700段の階段を雨の中登りました。

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1時間の予定が、3時間いました。
心が洗われました。