② 大河ドラマ館
韮山駅からすぐ。
2012年の高知であい博以来、10年ぶりに大河ドラマ館に行きました。
400円と安かったのですが、内容もパネルと色紙と映像がわずかしかなく、納得の値段でした。
映像コーナーが密なため、10分で出ました。
③ 北条の里
北条館跡、政子の産湯の井戸、堀越公方御所跡、北条時政の墓に行きました。
駅から歩いて行けます。
今は何もない草っ原ですが、ここから武家政権を築くと思うと…感動です。
ただ、時政の墓のある寺に、運慶の作品があったとは…。
ちょっと心残りです。
④ 韮山反射炉
幕末、江川太郎左衛門が作った、ということまでは知っていました。
実際には、息子の代の時に稼働します。
鉄は、はじめ石見、すぐに岩手の釜石に切り替わりました。
場所も、当初は下田でしたが、ペリーの水兵隊が侵入してきたため、天領で江川氏の館のある韮山になりました。
稼働していたのは1857〜64年とわずかの間でしたが、東京のお台場に設置する大砲を造ったそうです。
⑤ 江川邸
観光バスで快適に移動。
江川邸は、1600年頃に建てられました。
屋根裏の柱からは「日蓮聖人の直筆の書」が見つかっています。
江川氏は、平安時代末期からこの地で栄えていたというから驚きです。
御家人をルーツとする薩摩の島津よりも古いです。
筑前の秋山にも匹敵しますが、そもそも土地を変えずに支配したという点では、私の知る限り最も古い気がします。
江戸時代中後期の文書が蔵から10万点見つかり、まだ4万点くらいしか解読が進んでいないそうです。
今後の進捗が楽しみです。
⑥ 韮山城跡
戦国時代、北条早雲が建てた城です。
現在は、韮山高校などがあります。
北条と後北条が、この地で同居しています。
⑦ 蛭ケ島
源頼朝の流罪先で、13歳から34歳までの大部分を過ごしたと思われます。
痕跡はなく、地名だけ残っているそうです。
前々から行ってみたい土地でしたが、特に「江川邸」が印象的でした。
江戸時代中後期はよくありますが、前期はなかなかありません。
埼玉の川越城本丸(初期の江戸城を移築したもの)以来の感動でした。
期間限定の庭園も見られました。
竹林が綺麗でした。