レキタビ情報局

歴史の旅(レキタビ)の紹介です。

えびの2(2022.1.1)

① 金松法然

 

加久藤地区の吉都線の南側。

少し山道を登ったところにあります。

初詣の人で行列ができていました。

上越春日山神社を思い出しました。

 

江戸時代中期、僧の法然さんがこの辺りにある集落に来て、人々の苦難を度々救ったそうです。

その死に際に「焼酎を備えて一つの願いを立てろ。必ず叶えてやる」と遺言したことから、学業成就などのご利益が信じられるようになったそうです。

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② 永谷(ながたに)ストア


金松法然のふもとにある個人商店です。

サイクリングコースには、金松法然の前に行くことになっていました。

何があるのか探ってみると「お供えセット400円」(えびのの地酒である焼酎「明月」(めいげつ)、線香のセット)が、自動販売機に売られていました。

参拝中、最初から線香を持っている人が多く不思議でしたが、ほとんどの人がここで買ってから参拝しているようでした。


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③ 加久藤神社

 

668年に天智天皇の命により創建されたとされる神社です。

鳥居は伊勢式ではなく、出雲式でした。


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④ 菅原神社(西川北)

 

ここから、真幸地区になります。

えびの市のPR動画を見ると、よく目にするのが「えびの高原」と「菅原神社の赤い鳥居」です。

その鳥居を見ようと思ったのですが、地図で検索すると「菅原神社が2つ」あります。

とりあえず近い方から行きましたが、地図で見た限り後ろがすぐ山のため、もう一つが鳥居で、向かっているところは本社なのだと思いました。

しかし、解説を読む限りだと、別の神社のようでした。

「牛越祭」という、高さ50cm、長さ4mの丸太を牛に飛び越えさせる行事が、毎年7月28日にあるとのことでした。


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⑤ 菅原神社(水流)

 

赤い鳥居が田園風景のど真ん中にあるのは、こちらの菅原神社です。

和歌山県熊野大社や、岡山県の備中高松にあるような大鳥居をイメージしてしまっていたため、まず最初に「小さい」と思ってしまいました(汗)。

こちらは菅原道真と関係があるそうです。


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⑥ 島内(しまうち)古墳群

 

地下式横穴墓が初めて見つかった古墳群です。

100基以上はありますが、今は殆どが埋め戻され、ほうれん草などの畑になっています。

Appleの地図には出てこないため、えびの市のサイトを見ながら「地下式板石積石墓」の保存館を訪問しました。

139号墳は盗掘にあっておらず、副葬品もほぼ完璧に残り、さらに人骨まで出てきました。

沖縄では、酸性の石灰岩の地質に人骨が残りやすいです。

南九州でも、酸性のシラスの地質が広がるところには、人骨が残りやすいようです。

本州のほとんどは、アルカリ性のため溶けてしまいます。

西都原考古博物館で見た「ベンガラの塗られた赤いドクロ」の発掘地である32号墳の場所も見ました。

保存館のすぐそばでした。

また、横には県内認定1号の真幸古墳がありました。

ここの石室はどうなっているのか、気になりました。


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