①備中松山城跡
「やっべー、バレたら毛利が図に乗ってくる。」
内緒に内緒に。でも堂々と。
海抜 鳥居が4.5m、城が多分5、足守が8.9m。
城のあたりは長靴で歩ける、沼地は別。
床上浸水レベルの水害が何度も起きている地域です。
ドラマでは湖のようなところのイメージですが、推進数mです。
こうしてみると、秀吉の1ヶ月にわたる水攻めは、やりやすかったのかもしれません。
時期も梅雨ですし。
松山城主・清水宗治の自刃の地も見ました。
わずか2km先に白旗が立っており、そこが秀吉の陣跡とのことです。
宗治は毛利傘下の城主。
毛利が気づいた時には、秀吉軍などに囲まれて助けられなかったそうです。
まさかもう少し粘れば命が助かっていたし、秀吉が天下をとっていなかったかも…。
そう考えると、歴史は偶然の積み重ねです。
(本能寺の変・秀吉陰謀説も根強いですが…)
②蛙が鼻(かわずがはな)築積跡
秀吉が築いた堤防がわずかに残っています。
発掘調査では、木の杭が打ち込んであったり、茶碗などが出土したりしたそうです。
③造山古墳
全国第4位の規模を誇り、登頂できる最大規模の古墳です。
出来たばかりのビジターセンターで学んだあと、急な階段を登ります。
神社があり、その横に何と石棺とフタがありました。
フタの横の看板には「内側に朱が塗られている」とあり、見てみるとしっかりわかりました。
来歴がよくわからず、造山古墳か近くの古墳のものだろう、と説明にありましたが、博物館に入れてきちんと保管すべきレベルのものだと思いました。
岡山駅から20分のこの地で、日本史で結構重要な史跡ですが、これでいいのか…と思いました。
備中高松駅から1駅。急遽寄ることにしました。
2つ屋根の珍しい本堂、長く続く回廊など、見応え十分でした。
鬼であると言われる吉備の領主。この辺りが拠点では、と思うほど立派でした。