レキタビ情報局

歴史の旅(レキタビ)の紹介です。

岡山・吉備(きび)(2020.11.24) 瀬戸内旅行6日目

備中松山城

f:id:shota_ozawa:20210305145914j:image

「やっべー、バレたら毛利が図に乗ってくる。」
内緒に内緒に。でも堂々と。
海抜 鳥居が4.5m、城が多分5、足守が8.9m。
城のあたりは長靴で歩ける、沼地は別。
床上浸水レベルの水害が何度も起きている地域です。
ドラマでは湖のようなところのイメージですが、推進数mです。
こうしてみると、秀吉の1ヶ月にわたる水攻めは、やりやすかったのかもしれません。
時期も梅雨ですし。

f:id:shota_ozawa:20210305145932j:image

松山城主・清水宗治の自刃の地も見ました。
わずか2km先に白旗が立っており、そこが秀吉の陣跡とのことです。
宗治は毛利傘下の城主。
毛利が気づいた時には、秀吉軍などに囲まれて助けられなかったそうです。
まさかもう少し粘れば命が助かっていたし、秀吉が天下をとっていなかったかも…。
そう考えると、歴史は偶然の積み重ねです。
(本能寺の変・秀吉陰謀説も根強いですが…)

 

②蛙が鼻(かわずがはな)築積跡

f:id:shota_ozawa:20210305145939j:image

秀吉が築いた堤防がわずかに残っています。
発掘調査では、木の杭が打ち込んであったり、茶碗などが出土したりしたそうです。

 

③造山古墳

f:id:shota_ozawa:20210305145945j:image

全国第4位の規模を誇り、登頂できる最大規模の古墳です。
出来たばかりのビジターセンターで学んだあと、急な階段を登ります。
神社があり、その横に何と石棺とフタがありました。
フタの横の看板には「内側に朱が塗られている」とあり、見てみるとしっかりわかりました。
来歴がよくわからず、造山古墳か近くの古墳のものだろう、と説明にありましたが、博物館に入れてきちんと保管すべきレベルのものだと思いました。
岡山駅から20分のこの地で、日本史で結構重要な史跡ですが、これでいいのか…と思いました。

 

吉備津神社

f:id:shota_ozawa:20210305145953j:image

f:id:shota_ozawa:20210305145957j:image

備中高松駅から1駅。急遽寄ることにしました。
2つ屋根の珍しい本堂、長く続く回廊など、見応え十分でした。
鬼であると言われる吉備の領主。この辺りが拠点では、と思うほど立派でした。