レキタビ情報局

歴史の旅(レキタビ)の紹介です。

愛知・田原(22.08.12)

① 田原市博物館
渡辺崋山の展示です。
その生涯のほとんどを、江戸で過ごします。
幼い頃、大名行列にぶつかってしまいます。
その際、大名の家臣から暴力を受けますが、籠に乗っていたのが自分と同い年くらいの子どもだったそうです。
それが悔しくて「なぜ、平等ではないんだ?」と必死に勉強しました。
 
家老は、ライスワーク。
画家も、ライスワーク。
幼い兄弟を育てるため、必死に絵を描きました。
西洋の陰影を持たせる画法を用いて、鷹見泉石の肖像は国宝になっています。

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② 渡辺崋山幽居の地
何年か後、世が変われば、私の死を悲しんでくれる人もいるでしょうか。
蛮社の獄ののち、画家仲間の嘆願もあり、田原蟄居となります。
家族で江戸を離れて田原に移り住み幽閉生活をしますが、絵を描いたり、話を聞きに来る人がいたり、忙しかったようです。
でもそれでは幕府に目をつけられ家族に迷惑がかかると考え、自害したそうです。
自害の前夜、母親に見つかり、1日ずらしたそうです。
自害の十数年後に開国のため、彼が生きていたら、また違った日本があったのかもしれないと思いました。

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