①原城跡
ネットには「博物館で学んでから」とありますが、あえてこちらから回りました。
ガイドの方によると、原城は半分島で、満潮時は島だが、干潮時は水が引いて沼地になるとのことでした。
また、雲仙の火成岩の上に阿蘇の石灰岩が降り注いでいる特殊な場所とのことです。
こうした天然の堀が守りを堅くしました。
今は畑にもなっています。
本丸跡ではVRで当時の様子が見られました。
GPS機能のないiPadでは、少しきつかったです。
幕府軍は骨を拾わず、そのまま盛土をして埋めたそうです。
これも珍しいことのようです。
②有馬キリシタン資料館
最初の映像で大体把握できます。
有馬は香川県の小豆島にも所領があり、そこの大庄屋の蔵に農民軍から飛ばされた矢文が残っていました。
矢文はドラマのイメージと違い、矢が竹筒で、その中に入れて飛ばしたそうです。
何通もあったと思われますが、破棄されず大庄屋の家に残っていたのは謎です。
内容は、年貢が苦しいから反乱しているということです。
③有馬セミナリオ推定跡
セミナリオは、キリスト教布教の拠点です。
宣教師ヴァリニャーノは、安土、有馬の2箇所に作りました。
つまり、戦国時代の日本のキリスト教二大拠点の一つであったのです。
数年で別の場所に移動しますが。
④日之江城跡
有馬晴信の居城です。
本丸跡は鉄柵を引き抜いて入ります。
遠くに原城跡も見えました。
この城が手狭になり原城を築きますが、すぐに異動して廃城。
二の丸跡の階段は直線上で、安土城くらいしか例がないとのことです。
その登った先に、秀吉から拝領した金箔の塗った瓦も発見されています。