①二の丸展示室・櫓と大手門
数年前に復元されたそうです。
前回の水戸訪問が2009年のため、ずいぶん様変わりしたと思いました。
②弘道館
徳川慶喜が戊辰戦争中に隠居謹慎した部屋で物思いにふけました。
蝉の鳴き声が騒がしい中、畳の上に座って目を瞑ると、私の場合、脳裏に浮かぶのは京都や江戸の家臣…ではなく、なぜ自分はここにいるのだろう、これからどうなるのだろう、という不安でした。
答えのない世の中である幕末に、トライアンドエラーも許されない状況で国政を動かした慶喜公、改めて尊敬しました。
また、その父・斉昭公の「学問が国を変える」と弘道館を築いたのも、先見の明があると思いました。
今は明治以来の教育の大変革の時期です。
斉昭公のような「国を変える!」という気概が大事と思いました。
その変える方向性ではずの尊王攘夷は、ちょっと違う方向に進んでしまいますが…。
弘道館の慶喜謹慎の間。見方によりますが「世界史上、最も努力が報われなかった事例の一つ」な気がします。ナポレオン3世から軍服もらったり、外交も頑張りました。
③鹿島神社
隣の斉昭建立の鹿島神社は、戦争で燃えて、伊勢神宮から遷宮で不要になった旧社を一括で貰い受けた珍しい事例とのこと。
④水戸市立博物館
民俗資料の展示。
⑤常陽史料館
貨幣などの展示。
夕食は、ホテル横の味噌ラーメン蘭丸の「みぞれラーメン」大盛(1150円)。ラーメンの上に大根おろし、梅、シソと、水戸らしさを感じる逸品でした。