① 熊本城(地震後)
熊本大地震から今年で5年。
2008年8月に来た時とずいぶん変わっていました。
あの時は「本丸復元記念」で、ヒノキの香り漂う本丸御殿を熊本のスタッフが「どうだ!」と言わんばかりに解説をしていましたが、今日は本丸の姿は見れず、親子天守と宇土櫓を加藤神社から眺めるくらいでした。
戌亥櫓(いぬいやぐら)。
石垣が崩壊しています。
おかげで、石垣の中の構造を生で見られます。
開けてはいけない歴史の扉を開けてしまった感じがします。
戦国時代に落城すると、こんな感じかと思ってしまいます。
でも時代が違います。
加藤清正築城なので、桃山様式になります。
秀吉の金の茶室なんて、戦争を考えたらあり得ません。
でも桃山様式の城は江戸時代を生き続け、熊本落城は明治の西南の役のときになります。
その時すら、天守閣が燃えることはあっても、石垣が崩れることはありませんでした。
② 熊本博物館
熊本市の歴史と自然の展示です。
加藤清正は白川の流れを変えて熊本を洪水から救ったことから、次の細川時代になっても尊敬されていました。
また、熊本に熊はいないこともわかりました。昔はいたそうです。
そもそも「隈本」を清正が「熊本」にしたそうで、お城の場所も違ったそうです。